”明るい北朝鮮”、このようにシンガポールを称したことを否定する発言を全くしていない・・・シンガポールのことそういう風にみてるんですか。自分で作った言葉じゃないからといって、使いますかそのワード。シンガポールで視察してきたそうですが、シンガポールに対して理解不足で大変失礼に思えます。ただでさえシンガポールは中立国家でスマートシティ・グリーンシティの世界的代表国です。シンガポール政府への不満については必ずしも逮捕ではない出来事も実際あります(後述)。
2023年12月3日付公開のyoutube動画でたまたま確認しました。僕はシンガポール政治関連の動画を探していたのではなく、日本の政治家が現在考える”教育福祉について”の動画を見たかっただけです。とんだ展開になってしまいました。
小川淳也氏のシンガポール関連発言抜きだし
「シンガポールも見てきたんですがスウェーデンも含めてやっぱマイナンバーは相当浸透しているので。不動産の取引から預金口座を開くことから証券口座開くことから全部必要とされているので。おそらく日本よりは捕捉しやすいんじゃないかなという気はしますが。ちょっとここは詳細調べてみないと」
「あの、シンガポールって、もう何から何までマイナンバーでやってるんですよ。年間一人が70回使うって言ってるから。もうあらゆる手続きがそうなんですね。民間のサービスも。それで政府がめちゃくちゃ信用されているんという。あの、強権的な国だから。ある意味。明るい北朝鮮と言われるくらい。だからそういう意味での統制のきいてる面もあるとは思うんですよ。」
↑この後「明るい北朝鮮」の言葉について補足説明は一切なし。
引用元:2023/12/03公開youtube動画【ひろゆきvs立憲民主党】逆襲!小川淳也と激論【西田亮介】
新たな視点で経済・社会を見つめ直すビジネス動画メディア「ReHacQ」(チャンネル登録者数56.7万人)
「例えば、例えば今与党で裏金1憶作ってるって言われているでしょ。シンガポールだと公務員のそういう不正?疑わしきは罰すると。政治家も含め疑わしきは罰する。徹底してその汚職とかそういうのには厳しく対処している。日本は政治家が政治家に対して甘い。だから国民は信用できない。(中略)だから番号も嫌だし、収入を補足される、ましてや税金や保険料をあんな悪い人たちに預けたくない。不信の連鎖。」
「私は(あまり)英語をしゃべれない」
英語しゃべれなくても、北朝鮮については調べることができますよ。
(余談)
小川淳也氏の上記「国民は(日本政府を)信用できない。税金や保険料をあんな悪い人たちに預けたくない」見解に対し。
「日本の政府から資産把握されるのが嫌だ」とか思ったこと、ないです。
個人情報などの情報外部流出などのリスク対策が健全に機能しているならいいんだ。
公的機関がLINEを使って役務提供しているけど今年もまた個人情報流出事件がLINEで起きたし、パスポートの窓口で勤務してた中国人が個人情報持ち出し海外逃亡してるし、そっちです気になるのは。
資産を把握されて困る人は、不正なことをしている輩だけ。把握されることでの実害はない。
そんな人たちの悩みをさも他の日本人たちの悩みだと大きくしないでほしいです。
僕は小川淳也さんと違って官僚経験もない、一市民ですが、「明るい北朝鮮」発言に対し思うところはあります。北朝鮮とシンガポールでは政治も透明性も大きく異なります。北朝鮮に「明るみ」をもたせてもシンガポールにはなりません。
シンガポール人が不満をもった出来事
”シンガポール政府に対して不満がある人は逮捕される”とはよく耳にする一般常識ですが、生きづらい国だったら亡命を求める人が相次いでいてもおかしくはありません。実際シンガポールの移住者は2023年も増加しました(シンガポール政府公知情報参照)。しかし”シンガポールからの亡命、難民”は少なくとも僕は報道で見聞きしたことはありません。
政府は居住者らに対し問い合わせ窓口を用意してくれています。誤解による不満かどうかは自身で切り分けするのはもちろんのことですが、疑問を解決できる場がきちんとあります。ボランティア活動でもプラットフォームが用意されており、日本と違ってボランティア活動の所属や活動申込の比較検討もしやすく非常に便利です。また、2020年頃にシンガポールの司法試験でカンニングが発生したことがありました。カンニング行為を行った6名の氏名を非公開する、となった決定に対してはシンガポール市民の間でも不満が生じました(記者Toh Yong Chuan氏 SPH Media Limited Balancing scales of justice for trainee lawyers who cheated in Bar exam )。この記事には「一部のシンガポール人」と書かれていますが僕の周りでは同じく不満多し。実際これは僕もそう感じました。非公開はよろしくない。こんなカンニング行為者らを自分の代理人弁護士として将来依頼したくありません。
この事件は2022年にさらなる進展をみせ、カンニングを行った6名の氏名の公開確定が裁判所で決定しています。この事件からも、不満を述べることでシンガポール政府から即逮捕ということはないことがうかがわれます。妥当性を審査してくれているのかもしれません。
このように少なくとも政府に対し、現状への建設的な意見や根拠を提示する場がある。場合によっては双方が発展的・建設的な議論に発展する、提示者も一目おかれる。このシンガポールのシステムに特段の問題があるとは現状僕は思いません。
カンニングした6名の氏名(参照元:SPH Media Limited 記者Selina Lum氏 Judge reverses decision to redact names of 6 trainee lawyers who cheated in 2020 Bar exam )
モニシャ・デバラジ氏:Ms Monisha Devaraj,
クシャル・アトゥル・シャー氏:Mr Kushal Atul Shah,
スリーラム・ラベンダーン氏:Mr Sreeraam Ravenderan,
リン・クック・イーティン氏:Ms Lynn Kuek Yi Ting,
マシュー・チョウ・ジュンフェン氏:Mr Matthew Chow Jun Feng
ライオネル・ウォン・チュンユン氏:Mr Lionel Wong Choong Yoong.
婚姻や養子縁組以外でも変更できる機会は多いからもう氏名変更済かもだけどね
例:台湾では1回数万円で氏名変更が可能
僕の知人も何度か変更したらしい。理由は単に名前が好みではなかったから
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・SGD(シンガポールドル)と日本円のレートは、断りがない限り、2023年10月時点の1 SGD=110円 を用いています