”生活費が安いので、治安の悪いマレーシアで高校まで過ごして、大学からはシンガポールのNUTに進学”の親族が僕には複数います。シンガポールでどの学校卒業までを検討するかで、コスパの良い過ごし方が変わるようです。
シンガポール政府の”ボランティア活動評価を国立校の抽選入学に反映”は僕、結構好きです。シンガポールのイベントで見かける会場スタッフらの方々の多くはボランティアだそうです(僕のシンガポール家族曰く)。彼らの参加理由の一つは「孫(や親族)を人気の国立校に入学させるため、ボランティア参加でポイントを稼ぐ」。
日本と違って、ボランティア参加意欲と還元の仕組みがうまくできていますね
抽選で国立校に入学できないと私立校進学(ただし伝統的な中高一貫校は別の話)
子供の小学校入学前時点で居住地を確定する
そもそも家が慢性的不足のシンガポール。1つの家に10人以上住んでるような大家族も見かける。HDB購入抽選に当選するかは別の話だが、多くのシンガポール人家庭はこのルート。人気の国立校エリア(徒歩1km以内)に居住するのが通常のセオリー。外国籍からシンガポール人に帰化した人は特にこれ。HDB完成まで3年以上かかるので子供産まれたら居住地確定ルートにすすむ。
HDBかコンドミニアムか土地付き戸建てか
外国人の場合国立校の空き枠を期待しても、まずシンガポール国籍の人が優先で埋まるので「totoで高額当選した」並の運になるんじゃないかってくらい。家賃の高いこのシンガポールで、家賃と光熱費、飲食代、他・・・そこにインターナショナルスクールの代金の負担が大きくなる。駐在員は会社が子供の学費も負担してくれるので「会社の金で通わせてます。自分の金じゃないです」の人が多い印象をうけます。自分の金で通わせている人がいたら、拍手。
HDB住まいの人
外国人でも運が良ければHDBに賃貸で住む機会がある。日本人にはなかなかそういう物件はまわってこない。メルカリみたいな情報アプリか、掲示板で個人で探すことになる。
両親がシンガポール国民の場合は親の住まいから指定の距離内のHDBに居住し、住宅ローン減額を図るのが一般的。永住権保持者も婚姻から5年以内はHDB購入機会がある。
コンドミニアム住まいの人
人気校に1km以内に居住は必須。遠くなるほど抽選からもれる。
HDBの購入抽選にもれたシンガポール人(や永住権保持者)はコンドミニアム購入か、賃貸物件に住む傾向。最初の購入がコンドミニアムという夫婦(1名以上がシンガポール人)の場合は「HDB抽選に落選したのかな」と配慮するのが一般的な傾向。僕の友人でシンガポール人夫婦がいますが、一度も抽選に当たらず、コンドミニアムの賃貸契約です。お子さんは今小学生なので将来的にセントラルエリアから移ってもよくなるから賃貸らしい。家賃高すぎて夫婦共働き必須だが、全て子供のためとのこと。
余談:僕の友人(シンガポール人夫婦)は、シンガポールで家を3回買っているので今後もコンドミニアムしか買えない。3件の家を貸して、不動産収入を得ている(1件は、現在住んでいるコンドミニアムの1部屋。玄関とバスルームとトイレが別のタイプ)。彼らはセントラルエリア居住で子供が最近生まれたが、親の実家が徒歩圏内なので引っ越す予定はなさそう。最近のコンドミニアムは部屋が超狭いので僕は嫌だ。しかし身長2m近い彼はそんな居住空間でも筋トレ設備をお手製で壁につくるなど工夫している。
土地付き戸建て居住は、セントラルエリア以外は駅から遠いので人気校の近くに立地していない印象です。
私立校(いわゆるインターナショナルスクール)にシンガポール人は通学するのか
聞いたことがないが1人はいるのかもしれない。年間の学費の桁が段違いだし、シンガポールにいてインターナショナルスクールに通学するメリットもきかない。基本的には外国人労働者の子供で構成されていると思われ。
無駄金使うのはシンガポールでは美徳でもなんでもない。コスパ重視。同じようなもの買うなら安く買う。服も「今も着れるし」で10年以上着続けている人多くないか・・・?
私立でも伝統的な中高一貫校に進学する場合
僕のシンガポール人家族がこれ。小学生の時に成績が上位だったので、あえて私立の伝統的な中高一貫校に進学。その時のクラスメイトの多くはNUSに進学。
塾も習い事もせず。学校の授業と独学だけでNUS合格。
そういう東大合格者が日本の知り合いにもいる。彼らは努力と効率性がとても優れている。
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