労務士に相談委任なしで、一発で審査に通った実例。
発達障害者の人であれば、労務士に10万円近く支払って書類作成を依頼する必要はないかと思われます。僕はADHDの「文章が長い、要点づくり下手」が顕著で度々職場や学校で指摘をうけてきました。よく大学院で論文を書いて修士号を取得できたものだ。小論文が特に苦手です。
シンガポールでは日本のような障害年金制度はありません。日本の方が医療や弱者救済制度ははるかに整っています。
さて、障害年金の申請の全体作業ですが約2週間もあれば完了します。起点は、(初診が主治医と別クリニックの人の場合)受診状況等証明書の作成依頼日です。あわせて申請に必要な診断書を医師へ作成依頼します。僕の主治医は診断書は即日発行でした。
しかしながら、最低でも20回は申請書を練り直して無事2級に認定となりました。
【障害年金申請に必要な提出物リスト】
1)受診状況等証明書;初診の医師に作成依頼。2000円くらいだった。作成依頼は受付でOK。診察不要。
診断書も代用できるが診断書は1万円が相場。
この書面は医師で印刷してもらえなかった。クリニックによるかと。コンビニで印刷し持参。
端っこがきれていたが使えました・・・・。
印刷はこちらのリンクです(リンク先日本年金機構websaite 障害年金の初診日証明書類のご案内)
2)障害年金申請のための診断書(医師で印刷してもらった):現在の主治医に作成してもらう。1万円だった。
3)病歴・就労状況等申立書:自分で作成する書類。手が不自由な人等は代可。申請時に委任状申請必要です。代理人が申請する場合は、申請者本人のマイナンバーカードが持参要。もしくは年金手帳。僕は年金手帳をもっていないのでマイナンバーカードを使いました。
障害年金2級について
実際の給付額はいくらほどなの
(例)
日本の平均年収
厚生年金を10年払った場合の独身者、子無し
障害年金2級
だと、年約130万円ほどの障害年金給付となります(目安)。
非課税の不労所得。
精神障害は有期認定で、1−5年毎に再申請が必要。次回等級ダウン可能性あり(それは回復しているという意味でいいことだ)
申請から給付までの実際の期間
僕の場合は申請月から4ヶ月後が実際に銀行振り込みのあった時期です。
6ヶ月かかるって案内しているwebsiteが巷にありますが、かからないです。
本記事の申請方法を真似てみてください。
障害年金の受給要件
障害年金の主な受給要件
- 一定の障害の状態にあること
- 公的年金制度に加入していること
- 保険料の納付要件を満たしていること
そもそも障害年金と等級とは
障害年金とは、病気やけがによって日常生活や仕事に制限が生じた場合に受け取ることができる公的年金です。
障害年金には「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類があります。
個人サイトよりも公的な情報を参照する方が間違いないです。色々みた資料の中で下記リンク先の政府のパンフレットがわかりやすくまとまっています。等級についても説明があります。
(参照元:厚生労働省、日本年金機構のパンフレット)
加入していた年金によって支給される年金が異なります。厚生年金を支払っていた人の方が受給額が多い。
精神障害者は原則、有期認定
障害年金には「有期認定」と「永久認定」の2種類があり、永久認定の場合は一生涯受給できますが、有期認定の場合は再度審査を受ける必要があります。
精神科医の診断書(約1万円)と申請書(PC入力okだが年金事務所の元データのexcelは非常に入力しづらいので後述のやり方を推奨)を年金事務所に届け出ます。
効率の良い申請
診断書発行は、医師によって対応異なる
年金事務所の人曰く「発行してくれない医師もいる」そうです。なんで。診断おりているのに。本人希望でカルテ開示ができるのに診断書はだめなんすか。詳しい理由は不明ですがこれは落とし穴です。
発達障害検査の時点で心理士もしくは受付の人に必ず確認しておきましょう。
そっして主治医に「障害年金の申請に必要な診断書の発行までどのくらい日数要しますか」と確認しましょう。
初診と、現在の主治医の属するメンタルクリニックが異なる場合はどちらも直接クリニックへ行って料金を払って作成依頼する必要があります。
初診の医師が作成した書類を現在の主治医が確認する必要があります。ここで約1週間要します。
この間に自分では提出書類の作成を並行ですすめましょう。
年金事務所へ行くのは1回だけにまとめる
年金事務所では「最低でも3回は来ることになるのが普通です。申請について説明することが多いので」と案内を受けました。
僕は1回しか行ってません。1回で済みました。
実際、3回も行ってられません。ネット予約では半月先まで満席。そのため予約なしの状態で、「空いたら呼びますが2時間は待つ可能性ありますよ」の案内を受け、順番待ちします。
朝一で行ったら30分かからず受付番号が呼ばれました。その年金事務所にフリーwifiはありませんでした。本や仕事道具を持参して行ってください。待つ時は何時間も待ちます。
あでもADHDは思考癖があるのであっと言う間かもしれません。
申請書類はPCで何十回も作成し要約に努める
ADHDの特徴の一つに「文章が長くなりがち、要約苦手」があります。
発達障害は、0歳から現在までの症状を5年ごとで書きます。
200文字を目安にすると読みやすいです。それ以上の文字数は多くてスルーされる懸念があります。
なので集中的に症状が酷かった時期は、いかに言葉を簡潔にするか。この作成作業に労力を費やしてください。
漫画作業でいうと「一文字でも減らすために、セリフを工夫する」です。ただ絵で描けないのが本申請作業。
事実列挙し、感情や第三者からみて可視化しにくいことは書かない。
僕の場合色々症状が多すぎて、すぐ200文字を超えてしまいました。
そのため、「こりゃひどいな」症状を優先して書きました。
ひどいな症状はいずれも発達障害の特徴に当てはまっていました。
あてはまっていない人は作り話は決して書いてはいけません。
障害年金審査に落ちるとどうなるか
年金事務所の人の案内では「何度でもチャレンジできます」とのことでした。
ただし都度診断書を1万円かけて用意しないといけないです。
巷では再チャレンジ以降は審査通過率が極端に下がる、とインターネット情報ではありますが、これについては年金事務所の人は「不確かな情報ですね」の旨コメントしてました。
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