シンガポールで暮らしていると旧正月以外にもLion Dance & Dragon Danceを見かけることが度々あります。機会がない人は外国人が多いエリアや、中華系シンガポール人の少ないエリアに居住されているのかもしれません。
本動画は全体約1時間セレモニーの10分の1ほどを収めたものですが、この大規模で開催されるのは大変珍しい出来事です。僕は居合わせる機会を得たので他観衆同様に撮影しました。
写真の大型車は霊柩車です。日本のように「霊柩車見たら親指を隠さないと親の死に目にあえない」という風説はシンガポールにはないそうです。撮影自体も不謹慎ではありません。にぎやかに派手に盛大にお送りするのが死者への弔いです。他国の例になりますが、インドネシアのスラウェシ島のように「大勢の人々に見られることが吉」の文化をもつ民族の方々もいらっしゃいます。
この記事の作成者
Ira (アイラ)
(1)Singapore在住の漫画クリエイター
(2)2023-2024年:約400島へ漫画取材一人旅 → 最短記録樹立者
(3)人間関係・SG在住時:98%がSingaporean
・JP在住時:90%がJapanese
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dragon dance(ドラゴンダンス)とは
ドラゴンダンス (簡体字中国語: 舞龙、繁体字中国語: 舞龍、ピンイン: wƔ lóng)。
dragon danceの歴史
漢の時代には、さまざまな形の龍の踊りが古文書に記録されています。古代中国では中国の龍は雨と関連付けられていたため、干ばつのときに行われる雨の踊りには龍の像が使用されることもあるそうです。雨乞いの儀式の一環として、子供や大人によって龍の土偶が作られ、踊られていたそうです(著者:董仲舒 『春秋実録贅沢露』より)
【登場する龍の役割】
龍(イーロン):雨の神
龍(シェンロン):風と雨の量を決定
【踊り方】
元々のdragon danceは現代のそれとは異なる踊り方でした。伝統的な民族舞踊をアレンジしdragon danceを奨励し今の形に昇華したとのこと。
【最古のドラゴンヘッド】
1878 年製「慕容」 保管場所:米国カリフォルニア州メアリーズビルの渤海寺
SIngapore以外にも中国・香港やベトナム、マレーシア等でも伝統が継承されている
類似例として、日本では長崎くんち祭りの龍踊り(龍踊り、蛇踊り、または「蛇踊り」)があります。ベトナムでは、ベトナムの新年であるテトの時期に龍の踊りが披露されることがあります。 インドネシアでは龍の踊りを梁獅子と呼びます
継承者不足の傾向ですが、後世へ継ぎたい伝統文化して著名性は十分認知されています。イベント・セレモニーでのダンスが多いため需要は時期により異なります。最も需要が多いのは旧正月(水瓶座での新月)の時期です。普段から踊り手達の給与がまかなえるシステムであることが大切です。
伴奏に使われる楽器
中国の太鼓や銅羅、シンバルなどの伝統楽器が使用されます。龍は音楽や打楽器のリズムに合わせて動きます。演奏は国によってアレンジや使用する楽器の種類が異なったり、中華系音楽だけでなく西洋も取り入れるなど様々です。
動画
Lion Dance(ライオンダンス)
Lion Dance(ライオンダンス)の効果と目的
邪気を払い幸運を呼び込む力があるとされている。上位概念がこの内容。従って新年や祝い事に限って行われている伝統技能ではない。誤解している人も少なくない。本記事のように故人を送りだす際にも行われる。
シンガポールに長期滞在した人は正しい情報を得て
日本に帰ってください
Lion Dance(ライオンダンス)の歴史
Lion Dance(ライオンダンス)
Lion Dance(ライオンダンス)が見られる国
シンガポール、マレーシア、中国、香港、台湾、タイ、イギリス、カナダ等。中華系の民族に限らずマレー系等ルーツを超えたパフォーマー達が大勢います。
文献参照元:Dragon Dance Academic Accelerator(2023/12/30付参照)
シンガポール政府公式サイト Lion dance
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