The Economistの引用元記事については本記事後半を参照ください。
↑Smartnewsに本件連絡して1カ月近く経過しましたが未だに掲載されたままです。Xでのフェイクニュースは欧州が本格審査を開始しましたが、Smartnewsで掲載される記事は対応が遅いのかそもそも対応すらしないのか。
島国日本、島国英国と同じ島国属にも関わらず日本をそんな風に書きますか。戦後どれだけ沖縄をはじめとした有人離島の方々が米国支配下の中で耐え忍んできたか。そのような方々に対し「お荷物」呼ばわりとは、とても・・・とても失礼な表現ではないでしょうか。
しかもこの記事が有料?読んでてストレスフルになり僕は首が痛くなっちゃっいました。
「ChatGPTに書かせた日本の記事です」な予感すらしてきたよ・・・
内閣府公開情報をガン無視した記事
問題記事のタイトル(日本語訳で公開)は
”「東京に行って成功しなさい」日本の海洋力を支える400の離島から聞こえる声”
「東京で成功」「400の離島」→離島??離島ってことは船舶や航空機等による交通手段が必要という島ですよね?
島国英国の海外記者さん。離島の用語の意味、わかってますか?
そして、日本の有人島の大半は関西に位置しています。 僕の島データベース記事参照。
関西の人「東京で成功?大阪福岡じゃなくて?」
400の離島から聞こえる声って、どこさ??
2023年公開記事ですが
「東京で成功しなさい」って言い方に昭和の時代を感じます。
2023年には思えませんが・・・・
「東京に行って成功しなさい」なんて僕は2023年に日本250島へ取材で行ってきて一度も聞いたことありません。東京に憧れある島民のほうが現状少ない印象です。離島留学とか島移住で島への人気があるのが現実。逆ですよ、逆!島に高校がなくて島発ちする子たちもいますが、現地取材だと20代後半までに4割ほどは島へ戻ってきてる。
仮に関東・東北圏の島が「東京に行って成功しなさい」発言が顕著だったしても、”400の離島から聞こえる声の母体数”もあってないじゃないですか。ざっくり350島ほどが関西の島ですよ?関東の島の大半はそもそも東京に属しているので東京って呼び方をしない。「東京に行って~」なんてそもそもいうはずがない。そうなると残る島は数えるほどしかない。それが400の数字で誇張されていることに違和感を覚えます。
↓日本を関東・関西で2分した場合、関東地方の離島は東京と宮城県に集中しています。
この「400の離島」ですが、”2023年2月に内閣府が公開した日本の有人島の数とは異なる数”です。表現不適切の問題ではなく、具体的な数字が誤っている。これは致命的な誤り。
「約400島だぜ、約!」とも「記者自身が日本各地の実際の島を調査しました。住民登録有無から全てね!」なんてこの記事のどこにも書いてない。というかそれに近いことをしたのは2023年公知情報で知る限り、世界で僕一人くらいです。さらに言うなら「日本で有人離島は400島もありません」。
同記事内に「●●%」等数字をいくつか記述していますが、それぞれ引用したデータや資料についても一切記載がありません。
記事冒頭に「10秒要点チェック「英紙エコノミストがみる日本の離島。かつてお荷物だったが、海洋力を裏付ける」とあり、これは植民地支配を耐え忍んでくださった島民と関係者の方々に対して大変失礼な言い回しと僕には思えます。特に小笠原と鹿児島の離島は、本土の犠牲になったことも少なくありません。沖縄だけじゃないんです。その上で沖縄はとりわけ長い間苦労をしてきた。僕の片親とそのご先祖はずっと沖縄県民だったので「自分たちは舗装もされていない道をひたすら歩き通学し、毎日水をくみにいき家の手伝いをした。バスに乗ったアメリカの子供はお菓子を食べ、手のジェスチャーでバカにしてきた」等体験も聞いている。僕の親族も第二次世界大戦で出兵して他界している。沖縄の人々がパスポートなしで日本本土へ行けるようになったのもまだまだ最近の話に思えます。沖縄に行くと僕は子供の頃から心身不調になるがそれは第二次世界大戦による土地への影響も少なからずあると思う。戦争反対、虐殺大反対。
ただでさえ今のような航海技術のない時代に島に住み、何度も疫病が発生しても生き延び、島に住み続けている、島への愛着のある貴重な方々が日本の島にはいます。現在でも医療体制の乏しい環境で暮らしている方々が多いです。
戦争で米国の支配下におかれ大変苦労されてきた島々が日本には多くあります。2023年も、奄美大島で”植民地から日本返還となった当時の試みについての研究発表”があったばかりです(沖永良部島・与論島)。※この記事のソースはメモしてなかったのでどこの地方紙かもあいにく引っ張ってこれてません。
SmartNewsに「有料記事を4つまで無料で読めます」で表示された
そもそもこのThe Economist記事ですが。僕が毎日離島ばかり調べているため、AI提案により離島記事が度々表示されます。そのためこのThe Economist記事も表示された模様。
「なんで内閣府が公開している(公知情報)日本の有人島の数すら誤っているんだこの記事」と、読んでてすぐ気づいた。信憑性が下がりますよね。とりあえず、最後まで読んでみました。
それとこの記事で使用されている各写真がUnsplashやpixabayなど有料サイトの写真引用。日本の島の写真を自分で撮影したならその写真を使用すると思うが一つも掲載していないぞこの記者は。写真の著作権表記はしているのに、前述の通り日本の島についての具体的数値の引用元は一切記載がない。
この記事どうやって作ったの?AIに作らせたの?そしてどのように出版社として公開決定をもらえてるの?上司はチェックしない体制なのですか?
この記事書いていくらもらえたんだろ
どれだけ突っ込めばいいんだよこの野郎
この海外謎記事のせいで2時間要してしまいました。朝4時のシンガポールで本記事を公開しました。心身回復のためレトロゲームのBGMでも聞こう・・・・ (この動画投稿主は僕とは全く無関係です。ただ僕がこのゲームを好きなだけです)
対象の記事
(日本語訳)記事タイトル”「東京に行って成功しなさい」日本の海洋力を支える400の離島から聞こえる声”
掲載紙:The Economist newspaper Limited,London(2023年10月19日付)
Distributed by the New York Times Licensing Group
翻訳 スローニュース翻訳チーム
とsmartnewsに表示されていました。有料ページのためリンク非表示設定でした。「この記事は共有できません」表示。バイアス顕著な新聞社もあるけど、英国もそうなんすかね。がっかりだね。そもそもフェイクニュースだったりね。今回の記事自体がね(全く笑えないが)。
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