2025年マスタープラン草案の一環。ロングなアイランド。1991年のコンセプト計画に基づいて初めて議論され、2019年の建国記念日集会で当時の首相によって発表されています。
何がロングなの?
・開発場所
・規模
・期間
・目的(問題、課題、対策 等)
・期間限定イベント:暑さに強い都市をつくる展示会 - ガイド付きツアー
※シンガポール政府の無料展示会と取り組みが大変興味深い
この記事の作成者
Ira (アイラ)
(1)Singapore在住の漫画クリエイター
(2)2023-2024年:約400島へ漫画取材一人旅 → 最短記録樹立者
(3)人間関係・SG在住時:98%がSingaporean
・JP在住時:90%がJapanese
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僕の民俗学調査対象は”自然島に居住している人々とその文化”です。なので人工島は対象外ですが、地球温暖化による海面上昇で自然島の有人島への対応が特段ない日本の現状への懸念からシンガポール政府の本開発は参考になると思い、記しました。日本と単純比較するつもりはないし日本を悪く言うつもりもないです(一要素:日本の有人島数だけでもシンガポールの200倍ある)。
開発場所
イーストコースト・パークの沖合
埋め立て地3か所を造成。あわせてウォーターフロント地区や海岸沿いの公園も整備。レクリエーションエリアも設ける。
ロングの香りがただよってきた
規模
全長計約20km。マリーナベイの約2倍(陸地面積ベース)
マリーナベイ総合リゾート開発計画マスタープラン(singapore 2005年 株式会社 丹下都市建築設計)によると
敷地面積122,550.00㎡
延床面積467,300.00㎡
階 数地上55階地下2階
高さ214.60m
ロングな規模
時期
政府「数十年規模」
2024年初頭から技術的研究を開始し、利害関係者や一般の人々、シンガポール人らで並行協議予定、とのこと。
建設途中で新技術が開発されたり、他国で有望な特許が出願されたらライセンス契約も検討するのでしょうか。シンガポールの特許庁がそのあたりも裏方でサポートするのかが個人的には気になるところです(どこにもこれについて記載がないから)。開発発注して監督責任どのように業務委託契約書に記すのだろう。
ロングな開発期間
目的(問題、課題、対策 等)
海面上昇・海岸保護・洪水耐性・耐水性・将来の開発ニーズ
総合ソリューション大規模プロジェクト。単に堤防作るではなくデザインと機能性、技術を兼ね備えた人工島。カーブ状ではなく一直線に横断できる島の形状。
ロングアイランドのネーミング由来が気になるね。
とにかくso long!って印象です
ウビン島やセントーサ島のようなマレー語由来のネーミングではなく
今回は英語なんですね
フィードバックする機会
政府によって身近に用意されています
その提供の場の一つとなっている無料展示会がとても面白そうです。スマートシティの講義を日本の学術機関でも取り上げてますが、卒業論文の調査で海外からも学生さんらがすでに訪れているのではないでしょうか。
観光の行先は人それぞれだけど、僕個人はこういった技術や社会面からその国を知りたいと思います
無料:暑さに強い都市をつくる展示会 - ガイド付きツアー(要事前予約)
開催場所:都市再開発局 (Urban Redevelopment Authority (URA))
開催期間:2023 年 11 月 24 日 ~ 2024 年 1 月 31 日
暑さに強い都市をつくる展示会 - ガイド付きツアー の申込サイト
そもそもこの人工島完成時期まで俺が生きてない気すらする
完成を見届けず他界する関係者も少なくなさそうな”未来の人々への”プロジェクトです。今シンガポールに駐在員で来ている日本人の多くはlongislandのことを数十年後にどれだけ覚えてくれていますかね・・・
僕は(この人工島完成時期には)生きてないと思う
依然続くウクライナロシア間もそうですが、イスラエルパレスチナ間の戦争でここ2カ月は大勢の人が殺されていることもあり、自分の生死も薄く感じてきてます。来年またじいちゃんの墓参り(火葬)に行こう。それとマレーシアのお墓にもだ(土葬)。
Long Island情報参照元:URA公式サイト「Long Island」
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・SGD(シンガポールドル)と日本円のレートは、断りがない限り、2023年10月時点の1 SGD=110円 を用いています