日本最大級面積”イオンレイクタウン”がある埼玉の越谷。その北越谷地域で54年以上飲食店経営を続けられてきたとは、生存力が強い。個人経営成功者。
海外在住者が日本一時帰国時にやりたいこと。レトロ喫茶旅と島旅。
僕が普段住んでる建国60年のシンガポールではレトロ店がかなり少ない。今回のレトロ開拓は埼玉県越谷市。

個人経営店は、少し無理しても行こう。日本もシンガポールもオーナー高齢化現象でどんどん閉店してたり、継承者が質低下させてたり。機会損失。


森や物が多い絵は描くのに時間かかります。
この作品は6時間くらい要した。
純喫茶は金曜・土曜限定営業
僕のおすすめは土曜朝8時開店直後です。後述のモーニング注文はカウンター席では少し手狭のため。駐車場は3台。

横の窓からも中の様子はほぼ伺えない。ある種、密室。

看板にもオリジナリティあふれるデザイン

隣は廃墟が立ち並んでいる。廃墟マニアに人気らしく、カフェついでに撮影で寄っていく客もいたそうです。

廃墟その2。駅への近道らしく人は意外と通る。
普段はパブ&レストラン。定休日は毎週火曜。
パブ&レストランは純喫茶のオーナーのご両親で経営とのこと。営業時間は夕方以降。
僕がお伺いした日の午後はオーナーのお母様がカウンターにいらっしゃいました。15時過ぎていたので準備開始時間だったのかもしれません。美しい白髪でした。白にブリーチしてないですよね?してたとしても綺麗な白髪でした。
店から徒歩3分には桜並木の土手と公園があり、日本人・外国人らがピクニックしていました。騒がしい人はいませんでした。民度高い地域なのかな。


サンゴ店内写真(写真撮影オーナー許諾済)

カウンター席。男性一名が奥にいた。

内装の壁。珍しいデザインである。スパークリングゴールド。この色のガジェットが近年販売されないのは塗料が難しいのだろうか。昔はあったのに。
ハウスダストアレルギー・ASDの感覚過敏もちでも全く問題ない衛生優良店!
床はカーペット。日本の他店では床清掃不十分な店もあった。
シンガポールでは、椅子に食べ物が散らかっていても客を案内するレベル(オーチャードですら)。そんな店員の目の前で客自らが椅子をふいても反省心が彼らにはないようで他の椅子の食べ物も未着手で立ち去って行った。視力、悪いの?日本と衛生観念違過ぎ。
しかしこちらの店は徹底的に清掃がなされていた。おしぼりはダスキン社が定期的に回収・補充していた。衛生に費用を注ぎ込む経営方針のようだ。ゲーム課金せずにおしぼりに課金してる感じの攻め方かな。
メニュー表とお冷を席までもってきてくれます

レトロコップ

2つのデザインがあるそうで、オーナーが撮影のために、追加の1つをテーブルまでもってきてくれました。つまりコンプリート写真。

メニュー表。2025年4月時点。

現実世界のサンゴでは店正面のこの位置に窓はありません。これは異世界サンゴ。

シンガポール人の僕も日本のカフェは好きです。
抹茶がメニューになくても全然OKです
会計タイミングは後払い・退店時

日本って「前払い」「後払い」が混在していて、毎回入店時に気になっちゃうんだよね。入店前に知っておきたい。
このお店は後払いでした。
ワンオペ。午前の方が客が多い。午後は注文後待ち時間10分かからず


サンゴオリジナルメニュー
モーニング(土曜8-12時限定)1,000円

お冷が減るとオーナーが補充してくれる

他店との差別化戦略として、せいろを取り入れたそうです。レストランに来たみたいなテーブルになっています。あ、そうだ、ここパブレストランだったわ。

にんじん、さつまいもなどいずれも長さ10cmほどの大きめカットが複数入っている。
底にはキャベツが敷き詰めてあり、かなり充実したせいろ蒸し。

たまごは固めの仕上がり。スプーンで食べても食べやすい。茶碗蒸しのように滑りおちることはない。子供でもいけるね。

左の塩がおきなわのぬちまーす。右が静岡の戸田塩。

左が中国のマザーソルト(パッケージは日本語)。右がフランスの岩塩。

まはらじま、は有人島と民俗と塩の漫画なのに
ブログの塩記事がかなり少ないね
12箇所以上の塩職人に現地取材してきたのでアウトプット頑張れ

酵素ドリンク(500円)マフィン(350円)

生苺をカットして入れている店が圧倒的に多い中、こちらではドライフルーツ。生苺は酸っぱい。ドライフルーツは甘いのでこちらの方がドリンクに適している。前者は調和を乱す系

そういえばシンガポールで酵素ドリンク飲んだことないや。ソーダはあるけど。酵素文化・・・。

スイーツも全て手作りとのことです

容器はレトロなお菓子屋さんのキャンディー入れのような物。
他メニューとマッチ箱



今更ですが、サンゴって海のサンゴですよね?

これが側面に印字されているマッチ箱は他店にはもう在庫0でしょうな。
レトロトイレ

テーブル席は3つ。トイレは奥に1つある。

トイレの洗面所エリア。おしぼりが常時用意されていた。観葉植物は造花ではなく、本物です。維持費用かけてますね。

このサイズの手洗い場所は日本ではかなりレアになっただろう。おしぼりはこちらのスタンドに入れるルール。

トイレ。昔は”ボットン便所”だったと思われる。現在は下水仕様。和式1つのみです。トイレの床のタイルも今では貴重なレイアウト。丁寧に隅々まで清掃されていた。

トイレ内は造花だった。

パイプの上に消臭系グッズがちゃっかり置かれていた

”脱脂綿”と”布”??生理用品の旧式ver。

ドアのヒンジもレアだった
あとがき。パブレストラン純喫茶サンゴ

パブ、の言葉をこれまでの人生で使ったことがない僕には、当初なんともためらいのある店名だった。
しかしながら徹底的清掃とオーナーたちの人柄、提供内容からも判断できるくらいに、こちらは反社会的勢力関係者ではないことで一安心。

感想が一般人感覚じゃねえ

僕はコーポレート部門にいたからね
こちらは個人利用者が多いと思いますが、僕のようなサングラス・マスク・パーカーのフードの3拍子そろった一人客でも入店を拒まれなかったです。花粉&黄砂&日差し対策。
店内に神社の物がいくつも飾ってあったり、なにより徹底的に清掃されていて陽の気がめっちゃ強いお店。だからこそ長くこの地に根付いて営業してくださっているのだと思われる。
企業が社員懇親会するときも店のバックグラウンドチェックをおこなって、反社可能性ある場合は利用禁止ってありますね。コンプライアンス的に。越谷のオフィス事情はわからないけど役場や大企業は少なくともこの体制になって10年以上は経つだろう。そんな属性の方も、こちらのお店もご検討してみてください。僕の会社は登記簿取得してバックグラウンドチェックやってました。
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【僕、Ira (アイラ)について】
a)Singapore在住の漫画クリエイター
b)親族:シンガポール&マレーシア&日本人の3国籍
c)約460島へ漫画取材済
d)神経発達症(ADHD & ASD)の精神障害者2級
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・SGD(シンガポールドル)と日本円のレートは、断りがない限り、2023年10月時点の1 SGD=110円 を用いています